
ONODERA GROUPは、横浜市が6月1日付にて発表した「三ツ沢公園球技場を含む公園の再整備に向けた基本的な考え方(案)」に賛同し、この構想案で示された新球技場建設計画について、同社が新スタジアムを建設し、横浜市に寄贈することを提案した。
ONODERA GROUPは全国2700カ所以上で食事提供を行うLEOCをはじめ、食・人財・健康・スポーツ等、多彩な事業をグローバルに展開している。同社はJリーグに加盟する横浜FCの親会社だ。横浜FCがクラブ発足当初からホームスタジアムとしている三ツ沢公園球技場(ニッパツ三ツ沢球技場)は、建設から58年が経過して老朽化が進んでいることに加え、Jリーグのスタジアム基準を満たしていないことや、バリアフリー化が不十分であること、大規模改修も困難であること等が指摘されていた。
新スタジアムは2万人規模を想定しており、Jリーグをはじめとするプロスポーツの興行基準を満たすのはもちろんのこと、市民や三ツ沢公園を訪れるたくさんの人々に喜んでもらえる施設となるよう、地域活性化・憩いの場・健康増進の場としてのコミュニティ機能を持ち、横浜の新たなランドマークとなる施設として計画する予定だ。なお、寄贈後は同社が新スタジアムを管理運営し、横浜FCの新たなホームスタジアムとして活用したい旨と、寄贈条件として「新スタジアムの施設名称を『ONODERAスタジアム』とすること」「60年間の管理運営を同社又は同社子会社が行うこと」「管理運営期間中の使用料・賃貸料を無償とすること」等を合わせて提案しており、今後横浜市と協議していく予定だ。