2022年10月17日 09:02

パナソニックエレクトリックワークス社は、「街演出クラウド YOI-en(ヨイエン)」の提案を10月14日より開始する。
昨今、日本国内では地方創生や地域活性化の観点から、地域一帯のにぎわいを創出するため、公園やスポーツ施設、観光資源などを核に官民連携の街づくり計画が各地で進められている。街づくり計画では、核となる施設から周辺地域への来訪者の回遊促進や、季節ごとのイベントなどによるリピーター創出などが重要になる。一方で、広域に及ぶ地域一帯の仕掛けや定期的なイベントの実施は、費用や人手が負担となる場合がある。
「YOI-en」は街づくり計画を進める自治体やデベロッパー、観光地域づくり法人(DMO)などをターゲットに、地域一帯の継続的なにぎわい創出を提供するために開発したクラウドサービス。パソコンからインターネット経由でコントローラにつながった照明の制御ができるため、演出用のケーブルを設置できない道路などを跨いだ広域や、多拠点が連動した照明演出が可能になる。また、魅力的な演出コンテンツを備えており、クラウド上でコンテンツを選択するだけで照明演出が可能だ。サービス開始時点では、四季をイメージしたライトアップや、光の動きなどで人に「回遊」や「滞留」などを働きかける「アフォーダンスライティング」の演出コンテンツをクラウド上に用意しており、アップデートにより随時追加していく予定。あらかじめフルカラー照明とコントローラを街に導入しておくことで、演出コンテンツを選択するだけで施設運営者自身で照明演出が実施できる。