2022年10月14日 16:06

ABBは、ウェアラブルスマートデバイスのより高速で、より柔軟で、高品質の生産のための新しい可能性を提供する、これまでにない最小の産業用ロボットを発売した。重量、比類のない精度により、新しいIRB 1010は電子機器メーカーに、スマートウォッチ、イヤホンなどのデバイスの自動化による増産の機会を提供する。

IRB 1010 は、エレクトロニクス製造環境に典型的な狭いスペースや専用機に適合するように設計されている。リーチ370mm、フットプリント135mm×250mmで、ABBの現行最小ロボットIRB 120より30%小さい。このコンパクトなサイズにより、生産スペースに設置できるセルの数が増え、工場の高密度化により生産量を増加させることができる。

またIRB 1010は最大1.5kgの荷重を扱うことができ、同クラスのロボットと比較して最大3倍の重量を持ち上げることができる、クラス最高の可搬重量を備えている。この可搬重量の増加と、真空吸引力を高める大径のエアホースを組み合わせることで、複数のオブジェクトを同時に処理することが可能に。フィルム剥離、マテハン、組立、接着、検査などの新しいアプリケーションの可能性を広げる。

さらに、ロボットアームが停止してもその位置を保持できる6つのブレーキシステムを搭載することで、生産性を高めた。IRB 1010の高精度の鍵となるのはABBのOmniCore™ E10コントローラで、クラス最高の0.01mmの位置繰り返し精度を実現。詳しくはこちら