2022年10月12日 12:51

KENTEM(建設システム)は、LiDAR搭載のiPad Proを使用し、短時間で点群が取得できるモバイルアプリ「快測Scan」を10月18日よりリリースする。

「快測Scan」は、Apple社製のLiDAR搭載iPad Proで手軽に3次元測量が可能。点群を取得したい対象物にかざしてスキャンを開始。実物画像に重ねてスキャン結果の点群が表示される。国土交通省「3次元計測技術を用いた出来形管理要領(案)」に準拠しているので、公共工事の小規模土工などで出来形計測が手軽に行うことができる。

快測Scanで標定点となるQRコードを認識させると、中心を自動認識。標定点座標は同社のクラウドサービス「KSデータバンク」を中継して連携し、簡易な操作で公共座標変換を実現している。2022年度より国土交通省直轄工事において、モバイル端末等の出来形計測(面管理)活用で工事成績が加点に。さらに、測量時間およびデータ変換等の処理時間の短縮により生産性向上が期待できる。また、クラウドサービス「KSデータバンク」を介して、ICT施工現場端末アプリ「快測ナビAdv」と3次元施工データ作成支援ソフト「SiTE-Scope」と連携。標定点をQRコードで計測し、公共座標化したデータを3次元測量データとして活用。作業効率がアップし、よりスムーズな業務が実現する。動画を撮影するのと同様の感覚で、連続で点群をスキャン可能。計測した点群から「快測Scan」で簡易な土量計算もできる。

価格は、1ライセンス・年額26万4000円、1ライセンス・月額3万3000円(すべて税込)。リリース日は、10月18日。

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