2022年09月30日 19:45

遠隔共同子育てロボット「ChiCaRo(チカロ)」を開発するChiCaRoは、保育施設向けベータ版をリリース。台数限定で保育園での無償モニタープランを開始した。

「ChiCaRo」は、遠くにいる人が乳幼児と充実したやりとりができる、世界唯一の遠隔コミュニケーションデバイス。電気通信大学の長井隆行特任教授、阿部香澄特任助教によるロボットとこどものインタラクションに関する研究から生まれた。現代育児の課題であるワンオペ育児を、テクノロジーと遠く離れた家族の力で助けるべく誕生。電気通信大学長井研究室が実施した実証実験においては、育児ストレスを低減する効果が立証されている。

「保育補助プランベータ版」では遠隔操作が可能な「ChiCaRo」の機能を活かし、自宅から操作することで、園内の補助および見守りを可能に。今まで不可能と思われた保育士の在宅ワーク実現にむけたモニター利用を実施。また同機能により、潜在保育士の新たな働き方創出の可能性も提案する。

また、コロナ感染や、感染者への濃厚接触、発熱などの症状により、登園が困難な状況の家庭に「ChiCaRo」を短期間貸し出しも可能。他者との接触を断たれ、孤立する家庭の閉塞感を解消することもでき、子どもや保護者の隔離ストレスを軽減。また、自宅にいながら園との交流を可能にすることで、待機期間中にも園での活動に参加するという、今までにない交流を生むことができる。上記以外にも活用方法は多数。詳しくはこちら