2022年09月29日 12:39

Skydioが提供するドローンが、日本を代表する建築物の施工を多数手がけ、建設事業における先進技術導入をリードする鹿島建設に導入された。

Skydioのドローンは、AIによる自律飛行技術、360°全方位障害物回避機能を搭載し、安全な飛行を実現する。マニュアル操作ドローンでは飛行が難しい非GPS環境下や磁界環境下においてもVisual SLAMにより安定した飛行が可能。特に、橋梁やインフラ等の点検業務に適している。自律飛行技術によって、複雑な構造物もあらゆる角度から精確かつ自動的に撮影できるため、Skydio 3D Scan™機能を使い優れた3Dモデルを提供する。

鹿島建設関西支店グループ長の竹内秀和さんによると、Skydioのドローンは、360°全方位障害物回避システムを搭載しているため、建設現場との相性がいいと考え、導入に至ったという。Skydioを利用することで、オフィスなどの遠隔地に居ながら建設現場の安全パトロールをリモートで実施し、現場の遠隔管理と省時間化を実現。特に危険が伴う作業が行われているときには、リアルタイムで現場の安全確認や指示ができるため、効果的に事故を予防することが可能となる。

また、鹿島建設が開発したリアルタイム現場管理システム3D K-Fieldを併用して活用。それにより、現場で働く作業員の中でも、特に災害発生率の高い新規入場者(現場に赴任して間もない作業員)の作業場所をリアルタイムに把握することが可能に。さらに効率的に、安全パトロールを実施することができるようになった。