2022年09月20日 19:54

SceneryScent(シーナリーセント)及びアネスト岩田は、人感センサー内蔵香り演出機器「Ambiscent(アンビセント)」を共同開発した。
従来のアロマディフューザーでは香りが広範囲に拡散され、届いて欲しくないところまで充満していた。しかし、Ambiscentでは対象者に向けてピンポイントに香りが届くため、まわりの人や環境への影響を限りなく抑えたうえで、嗅覚で訴求ができるようになった。
また、エアーコンプレッサ(空気圧縮機:最大0.3MPa)を使用することで、効率よく超微細ミストになった液体香料を瞬間的に噴射。超微細ミストであるため、衣服などへ付香する心配を限りなく低減している。
Ambiscentの用途例は、商業施設のサイネージや店舗前の看板、無人店舗、冷凍食品の自販機等。匂いや香りが発生しないような場所へ設置することで、嗅覚による集客効果や購買向上が期待できる。また、センサーや映像や音など他の演出と連動させて香り演出をすることで、よりリアルな没入感が得られる。
「Ambiscent」の開発企画は、アネスト岩田のCreww Growthオープンイノベーションプログラム「アネスト岩田アクセラレーター2020」で採択され、シーナリーセントと共同で開発を進めてきた。アネスト岩田のリーディングカンパニーとしての技術力と、シーナリーセントの技術・アイデアを融合し、これまでの枠に捉われない「ONLY ONE」の商品・サービスを生み出すことを目的としており、今回のトライアルに至った。