2022年09月20日 13:00

犬山商工会議所と「WEB3×地方創生」を推進する「未来創世塾」は、犬山市産業振興祭メタバース展示会を10月3日~9日の期間に開催する。

今、地方の中小企業は、2年以上続く新型コロナウイルスの影響や、物価上昇に加え、円安と、非常に苦しい状況が続いている。そんな中で、犬山商工会議所は、新しい取引先の開拓の可能性として、メタバース上での展示会の開催を決定した。メタバースとは「オンライン上の仮想空間」を指す。インターネットの中で、ゲームのように、自分専用のキャラクター(アバター)を作成。メタバース空間内で、友人、知人とのコミュニケーションをとったり、 仕事の打合せやセミナーなど、 現実に近い状態で活動できることが特徴となる。

メタバース空間に展示会場を設置することのメリットとして、短期でなく中長期での常設展示が可能なことや、各ブースの設営コストがかからないことが挙げられる。その他、移動面でもコストの圧縮を図ることができる。また、従来のホームページ閲覧型のオンライン展示会や、ZOOMでの商談会とは違い、参加者がアバターを使って、自分でバーチャル空間を回遊。それにより、偶発的に商品・サービスの発掘をできることが可能。

これまで、東京や大阪など都心部の商工会議所がメタバースのセミナーを行うことはあったが、実際に、メタバース上での展示会を商工会議所が独自で開催するのは、全国初の事例となる(同社調べ22年9月15日現在)。