2022年09月16日 16:34

サザビーリーグは、新たなライフスタイル領域の開拓と既存事業とのシナジー創出を目的として、4月よりCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)活動をスタート。1号案件として、日本固有種のサクラマス種苗の、研究開発・生産・販売を行っている大学発スタートアップである、Smolt社に出資を行った。

Smolt社は2019年に大学発スタートアップとして創業し、九州山地を水源とする自然豊かな宮崎で日本固有種であるサクラマスの循環型養殖システムを確立。サクラマスは温暖な地域では育成が難しいとされてきたが、10年にわたる研究の結果、九州宮崎県でも育つ、強い種を開発することに成功した。

地球温暖化と食は密接に関りがあり、海水温の上昇等は、水産資源や漁業・養殖業に影響を与えている。Smolt社の研究の根底には、「100年先もおいしい⿂を楽しめる世界を実現する」という強い思いがある。これまで日本人が育んできた独自の素晴らしい⿂食文化をいつまでも残したい。その思いを原動力に、これまで研究を継続してきた。

サザビーリーグはこの思いに共感すると同時に、Smolt社が開発した種を有するサクラマスである「本桜鱒(R)」に大きな可能性を見出している。こだわりを持つユーザーに「本桜鱒(R)」の品質を理解・共感してもらえるよう、最適な販路の開拓や商品開発をサポート。これまでの養殖のイメージや既成概念をより前向きなものに変えていけるよう、他の株主とともにSmolt社の事業価値向上に貢献していく。