2022年09月06日 12:59

ライトライトが運営する「事業承継マッチングプラットフォームrelay(リレイ)」は、山形県米沢市の米農家「木村農場」の後継者を募集する。
「relay」は、事業を譲りたい経営者と、事業を譲り受けたい候補者をマッチングさせるサービス。従来のM&Aマッチングサイトと異なり、どんな想いで企業や店舗を運営してきたか、オーナーの横顔を含めた想いを記事化し、後継者を公募するという特徴がある。
山形県の最も南に位置する米沢市。最上川の源流を擁し、特産の米沢牛は三大和牛として高い評価を受けている。そんな米沢市で代々農業を営む「木村農場」が、米づくりを引き継ぐ後継者を募集している。3.6ヘクタールほどの田んぼでは、山形県を代表する品種「はえぬき」や、無農薬の「つや姫」を栽培。現在65歳で7代目にあたる木村成一さんは、手間のかかる無農薬・減農薬栽培など、こだわりの米作りに力を入れる。しかしその取り組みは、農業という枠に留まらない。農業と太陽光発電を組み合わせる「ソーラーシェアリング」を取り入れており、自宅の敷地内、かつて牛舎があったという土地には、数多くのソーラーパネルが円形に並ぶ。ソーラーシェアリングに取り組む農家は、米沢市のある置賜地方においても他に例がない。自然エネルギーとして環境への配慮が進むばかりか、今では大きな利益を生み出している。無農薬米・減農薬米のノウハウを木村さんやグループの人々から学べるという、恵まれた環境。加えて、ソーラーシェアリングにも関心がある人にとっては、他に例のない魅力的な事業承継だと言えるのではないだろうか。