2022年09月02日 09:53

ラボネットワークは、CSR活動の一環として、障がい者の人たちを視覚的に支援するカードの印刷サービス「写もじ」をリリースした。
視覚支援カードとは、発達障がいを持つ人とのコミュニケーションを、視覚的に支えている補助ツールの一つ。人と人のコミュニケーションを円滑に行うために、お互いの考えや意思を、視覚的に伝え合う機能を持たせたカードだ。このカードは、印刷されるコンテンツに応じて、イラストタイプと写真タイプの大きく2種類に分けられている。イラストタイプのカードは、手軽にインターネット上などでも購入することができるが、イラスト素材が汎用的になりがちで、コミュニケーションを支える補助ツールとしては不十分な場合がある。一方で、写真を使用したカードは、利用者ごとのオリジナル素材を印刷、ラミネート加工したもので、利用者自身で手作りされている場合が多い。イラストタイプよりも多様な表現が可能となるが、製作にあたっての時間的および金銭的コストが、利用者の負担となっている場合があると考えられる。
そこで「写もじ」は、写真タイプのカードが、手軽に製作できるサービス提供を目指す。同社のアセットである、誰でも簡単に操作することが可能なフォトプリントの注文システムと、必要な数だけ生産できる小ロットオンデマンド印刷の設備を組み合わせ、まず時間的なコストを軽減。また価格に関しては、サービス提供を持続していくために必要最低限となる設定とし、可能な限り低価格で販売する。