2022年09月01日 13:01

日本酒造青年協議会は、2022年度「酒サムライ」称号叙任者を決定した。
全国の若手蔵元で組織する日本酒造青年協議会は、日本酒および日本文化を愛し、その素晴らしさを世界に広めるために尽力している人々に敬意を表し、2022年度の「酒サムライ」称号叙任者を決定。「酒サムライ」は2005年に日本酒造青年協議会が日本から日本人の誇りが失なわれつつあるとの危惧から、日本酒の誇りを取り戻し、日本酒文化を日本国内のみならず、広く世界に伝えていくために、日本酒を愛し育てるという志を同じくするものの集いとして結成したもの。
現在までに93人の人々を「酒サムライ」に叙任しており、本年は、外国の人を含む4人の人々を9月27日に京都・松尾大社において「酒サムライ」として叙任することとなった。叙任者は、白金・酉玉オーナー・伊澤史郎さん、発酵デザイナー・小倉ヒラクさん、古典酒場創刊編集長・倉嶋紀和子さん、SAKE MISTRESS創立者・SIMONE MAYNARD(シモーヌ・メイナード)さん。
近年は、日本酒のみならず日本の伝統的な食文化や生活文化は、様々な社会的な環境変化により、次第に日本人の生活の中心から外れてきている。一方では、海外での和食や日本酒の普及には目を見張るものがあり、その評価は年々高まりつつある。日本酒造青年協議会は、「酒サムライ」叙任者の人々と力を合わせ、日本酒や日本の食文化が世界に誇れる文化であることを、広く世界に発信していく。