2022年08月22日 16:04

ウクライナ戦争などにより、日本のプリント基板業界においても各種資材の入手困難な状況が続いている。バックアップボード不足が続き、今後の供給も不安視する企業が多いなか、丹波貿易では、中国「昆山天之曦(こんさんあまのぎ)社」 のバックアップボードの取り扱いを開始する。

昆山天之曦社は、 2010年8月に設立。長江デルタの内陸部に位置し、常に技術革新を行うことを経営理念として、顧客満足度を考慮し、高品質の製品とサービスを提供している。また環境保護とコスト削減を追求。安価で良質な製品を提供することを目指し、材料調達では原材料各社と良好な関係を築くことで、安定供給を確立した。同社の製品は台湾の大手プリント基板メーカー「ユニマイクロン社」「GCE社」などの大手企業に採用されており、 生産量は月産能力「定尺30万枚」となり、安定供給が可能。

製品のひとつ「超高密度バックアップボード」は、プリント基板の穴あけ加工に使用されるが、圧縮された基材の表面は丁寧に研磨されて平坦。バリや工具の摩耗を最小限に抑える。材質が均一なHY プレートにより、切り粉が出にくく穴内壁にやさしくなっており、各種類の穴径(0 . 2mmまで)に対応可能。

またフェノール粒子や樹脂による汚染がなく、ドリルの切れ刃の摩耗を低減し、ドリルの寿命をより長く保つ。さらに切り屑の排出を容易にし、ドリルの破損の リスクを低減。その他、加工時の摩擦減少し、より適切な温度範囲に保つことができる。詳しくはこちら