2022年07月25日 09:03

ディスカヴァー・トゥエンティワンは、7月22日、『「名著」の読み方』を刊行した。
毎週月曜夜にNHK Eテレで放送されている「100分de名著」は、タイトルだけなら誰もが知っているような古今東西の「名著」を、「25分×4回=100分」で分かりやすく読み解いていくという番組。著者である秋満吉彦さんは8年前から、この「100分de名著」にプロデューサーとして携わっている。月1冊を取り上げるペースで番組をまわしていくためには、当然ながらたくさんの本を読む必要がある。取り上げる名著をはじめ、その解説書や関連書籍、指南役の先生の著書など、これまで番組作りのために読んだ本は、1000冊近く。しかしながら、実は子どものころは、読書なんて大嫌いだったそうだ。それがなぜ、今のようにたくさん本を読み、企画書も書けるようになったのか。本書では、とっつきにくかったり、分かりづらかったりするものもある名著を読み、味わうための方法を紹介していく。
本書では、すでに読書に親しみのある読者から、読書習慣のない読者まで、だれでも実践できる読書術を紹介している。「第1章 本を読む準備」では、本を読みたいと思いつつ読むハードルが高く、読書習慣のない読者に向けて、読書時間のつくり方や読書習慣を身につけていくヒントを教える。「第2章 本を汚す」から「第5章 読み終わった本との向き合い方」では、難解でとっつきにくい名著と向き合い、味わい尽くし、自分だけの読書体験を得るための方法を紹介していく。
定価は1650円(税込)。発売日は7月22日。