2022年07月20日 19:46

大建工業は、7月26日・27日の2日間、東京ビッグサイトで開催される「賃貸住宅フェア2022」にて、ビルの屋上などで手軽に野菜が栽培できる「プチまち菜園」を初出展する。

「プチまち菜園」とは、同社が2021年に開発した木質培地「グロウアース」を使用した菜園システム。国産の木材に国内初の特殊処理を施すことで、野菜や花卉の栽培に適した性能を付与した。その新たな用途展開の一つとして、今回の展示会出展を皮切りに、事業化に向けた具体的な検討を進める。

近年、コロナ禍によるライフスタイルの変化に伴い、屋外で密を避けながら楽しめる家庭菜園が注目されている。併せて、貸し農園などの人気も高まっているが、都心部では農園自体の数が少なく、借り手需要の増加に対して、供給不足の状態が続いている。また、空きスペースを活用した屋上菜園なども、都市部を中心に広がりを見せているものの、使用する土の重量が重く、耐荷重などの制限から、導入できる建物が限られる等の課題があった。

今回、「プチまち菜園」の出展により、ビルの屋上やマンション・オフィス等の共用部といった、都市部の未活用なオープンスペースに、簡単に導入できる菜園システムを提案。「都心で手軽に植物を育てる」という「コト」提案を通して、人が集まり、緑あふれる開放的なコミュニケーションスペースの創出を目指す。