2022年07月04日 09:09

うなぎの寝床は、年間を通じて行う「地域文化って何だろう?研究会」の第四回目のテーマを「紙」とし、「紙のあるネイティブスケープ展」を7月13日より開催する。
うなぎの寝床は、福岡県八女市を拠点とし、地域に伝わる歴史や文化を独自に研究し、現代において経済的・社会的につないでいく仕組みを見出す「地域文化商社」。2012年7月の創業から、次世代へ継承していく「地域文化(ものづくり、まちづくり、食文化など)」の価値を見立て、社会とコミュニケーションを取れる商品・サービスを構築し、それが浸透していく仕組みを整え、つくりて(生産者)、つなぎて(地域文化商社)、つかいて(生活者)、そしてその先にある地域資源や自然も含めた生態系をつないでいく。
仏教伝来とともに日本で発展しはじめた「紙」の文化は、長い歴史を経て「書く」だけのものから、障子や襖、うちわに行灯など「日々の暮らしの必需品」や張り子の玩具、花火といった「娯楽品」まで多様な進化を遂げてきた。紙をテーマとした「紙のあるネイティブスケープ展」では、福岡の「八女和紙」、佐賀の「名尾和紙」、福井の「越前和紙」を取り上げて和紙の地域性や特色その歴史をはじめ、紙そのものの成り立ち、あまり知られていない「紙」の機能性や可能性などを調べ、「紙のNATIVESCAPEとは何か?」をうなぎの寝床の目線から探していく。
開催地は、うなぎの寝床 ららぽーと福岡店(7月13日~25日)、うなぎの寝床 旧寺崎邸(7月30日~8月8日)。