2022年07月01日 09:56

パソナグループとバイオマスレジンホールディングスは、淡路島を舞台に脱炭素社会の実現に向けて協業を開始する。
政府は、スプーンやストローなどの使い捨てプラスチック製品の使用量を削減することを目的に「プラスチック資源循環促進法」を4月に施行するなど、脱炭素社会の実現に向けた動きを推進。パソナグループは、2005年より、各社の役員を中心に構成する「環境委員会」を設置。役職員への環境教育をはじめ、地域での清掃活動など、次世代に健全で美しい地球環境を残すための取り組みを行っている。また、バイオマスレジングループでは、古米、砕米、破砕米等、食用に適さないお米を独自の技術を使ってアップサイクルした国産バイオマスプラスチック「ライスレジン」の開発・製造などを手掛けている。
今回、両社が第1弾の取り組みとして7月より開始する「サステナブル研修プログラム」では、企業・団体・学校法人を対象に、食の安全や自然環境など「SDGs」をテーマに、土づくりの工程などを通して食の安全性や、農作物の生産過程を学べる農業体験のほか、耕作放棄地など日本社会における農業分野の課題やお米を活用した脱プラスチックの事例などが学べる座学研修を実施していく。また、「Awaji Nature Lab&Resort」内にある農家レストラン「陽・燦燦」で「ライスレジン」を使ったフォーク・スプーンなどのカトラリーや、子ども用玩具などの導入・展示販売を行っていく。