2022年06月28日 13:09

食品機械や産業機械などの機械開発・製造を行うXEN GROUP(ゼングループ)は、ソウルウェアの提供する勤怠管理クラウド「kincone(キンコン)」を導入。その結果、紙ベースの勤怠管理からクラウド管理に移行し、年間142万円のコスト削減と、1.6万枚のペーパーレス化に成功したことを明らかにした。

XEN GROUPでは、100人近く在籍する各従業員が日報を紙に書いて作成し、各リーダーがそれを見ながら1カ月分をまとめて残業や欠勤状況などをExcelに入力。経営管理部が集計して、給与計算などの業務を行っていた。そこで、SDGsへの取り組みや事業拡大をする中、経営管理部が先導し資源の有効活用や業務効率化を図り、社内DXの一環としてスマホなど身近なデバイスで操作できID単価も低い(月額1人200円)「kincone」を導入。

導入前はインク代や紙代といった経費、各従業員が日報の記入にかかる時間とリーダーの集計入力作業を人件費として、年間でおよそ184万円かかっていた。導入後は従業員分のアカウント料金(月額1人200円)と人件費を合わせても42万円ほどになり、年間で142万円の削減に成功。また日報にかかっていた紙の削減数は年間で1.6万枚にも及ぶ。さらにExcel入力作業は数時間かかる時もあったが、「kincone」になってからは10分程度で済むようになったという。

今後はより一層、資源の有効活用や業務効率化を目指し、自社専用の高生産管理システムの構築を構想している。