2022年06月22日 12:37

EC大手アスクルは、ラピュタロボティクスの34台の自律走行型協働搬送ロボット「ラピュタPA-AMR」を、物流センターASKUL Value Center 日高(AVC日高)へ導入。従来と比較し、生産性が約1.8倍に向上したことを明らかにした。また、ピッキング作業に必要とされる人員も既に約3割減を達成している。

ラピュタPA-AMRは作業スタッフと協働でピッキングを行い、荷物の搬送の代行とピッキングルートを最適化。それにより、生産性向上とピッキングスタッフの歩行時間削減を可能とする最新のロボティクスソリューション。この度、アスクル社が運営するEC向けの出荷オペレーションに34台のラピュタPA-AMRを導入し、生産性は従来の約1.8倍に向上。本稼働前に、要件定義に基づいた緻密なシミュレーションを重ね、事前に課題を見つけ出し、解決したことでスムーズなオペレーションの実現に繋がったという。

また、ラピュタPA-AMRの操作画面は、誰でも簡単で直感的に使用できるユニバーサルデザインを採用している。新人スタッフや日本語が堪能ではない海外メンバーも、30分でロボットの操作をマスターし、ベテランスタッフと同等の生産性を産出。企業の新人教育の手間を省き、より物流オペレーションに集中できる環境づくりに貢献している。

今後もラピュタロボティクスとアスクル社は、ラピュタPA-AMRを活用し、顧客にとって必要な製品を「早く」届けられるよう、協業していく。