2022年06月20日 19:56

東京都美術館は、超高齢社会に対応する事業「Creative Ageingずっとび」をアート・コミュニケーション事業の1つとしてはじめている。「クリエイティブ・エイジング」は、クリエイティブ(創造的に)とエイジング(年を重ねる)をかけ合わせた、欧米のシニア向けの文化事業でよく用いられる言葉で、年を重ねることをポジティブにとらえている。

「Creative Ageingずっとび」は、誰もがクリエイティブに歳を重ねられる社会を目指し、これまでの美術館の活動に加えて、シニア世代の人々を対象にした参加型の鑑賞や異世代交流の機会、認知症のある人を対象にしたプログラムなどにより、シニアの人々がより主体的で創造的に楽しめる機会をつくる。

「みる旅」高校生×シニア「タイムワープいとをかし―1200年の時をかける日間―」を開催。東京藝術大学大学美術館の特別展「日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱」を休館日に特別貸切。ゆったりとした空間の中で、シニアと高校生とアート・コミュニケータとが、世代を超えた対話を重ねながら日本美術の魅力を発見し、「いとをかし」(かわいい、おもしろい、最高!)をキーワードに、約1200年の時を旅する夏のスペシャルプログラムとなる。

開催は8月14日、15日の10時~16時。全2日間。対象は高校生およびその年齢(15~18歳)の人15名、65歳以上の人15名。参加費は無料。*展覧会の観覧料は各自負担。参加条件は2日間とも参加できる人

プログラムの詳細・申込みはこちら シニアの人にも分かりやすいホームページ