2022年06月20日 10:00

大和財託は、2021年3月に開始した新築障がい者グループホーム開発事業において、一棟目となる施設を兵庫県西脇市に竣工した。

障がい者グループホームは、障がいのある人が地域の中で共同生活を行う住まいの場。単身での生活には不安があり、サポートを受けながら地域で生活をしたい18歳以上の人(学校卒業及び、施設退所者)を対象としている。グループホームでは世話人や支援員と呼ばれるスタッフが生活をサポートし、日中は生活介護や就労施設等で外出も可能。同事業は2021年3月に開始し、障がい者グループホームの運営事業者の希望エリアに同社が物件を建築し、同社又は同社顧客が物件オーナーとなり運営事業者に賃貸する。

障がい者グループホームは2006年度に障害者自立支援法のサービスとして位置づけられ、以降入居施設や精神病院等からの地域移行を推進する為に整備が推進されてきた。入居者は増加傾向にあり、2021年2月で約14万人。また、現状の課題の一つとして、障がい者の人が希望する地域生活の実現・継続を支える支援の充実が挙げられている。同社は不動産投資や土地活用サービスにおいて、顧客に提供する一棟アパート・マンションの開発や建築請負を行ってきた。また、不動産の仕入れ事業や賃貸管理事業を通して、関東圏及び関西圏の各地域の特性等も把握している。これらの事を強みに、入居者の人々が快適に暮らせる物件開発という形で、障がい者グループホーム事業者や入居者の人々を支援することができるのではないかと考え、同事業を開始した。

大和財託