2022年06月10日 09:49

Nature Innovation Groupは、6月7日に東京地下鉄後楽園駅及び新木場駅にアイカサの設置が完了したことを知らせる。

「アイカサ」は、「雨の日を快適にハッピーに」と「使い捨て傘をゼロに」をミッションに2018年12月にサービスを開始した日本初の本格的な傘のシェアリングサービス。突発的な雨にもビニール傘をその都度購入せずに、駅や街中で丈夫でサステナブルなアイカサを借り、雨が止んだ際には最寄りの傘スポットに傘を返却することでエコに貢献しながら手ぶらで便利に移動ができるのが特徴だ。(アイカサ1回の利用でCO2約692g削減)

4月、プラスチック資源循環促進法が施行され、世界中で喫緊の課題となっている使い捨てのプラスチックゴミ問題。この問題はレジ袋やストローなど身近なもので注目を浴びているが、実は「ビニール傘」はその何倍ものプラスチックが使用されているにも関わらず、日本では年間8000万本ものビニール傘が消費され続けている。特に移動のハブとなる駅や電車内で多く廃棄されるという鉄道会社特有の使い捨て傘への課題があった。

東京メトロでは、グループ理念「東京を走らせる力」を通じ、「安全で、持続可能な社会」を実現するため、サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)を特定している。マテリアリティのひとつである「脱炭素・循環型社会の実現」に貢献することを目的に、使い捨てられる傘を減らすための取り組みとして今回の設置が実現した。同時に、東京メトロ線を日々利用している人々の雨の日の利便性向上にも貢献していく。