2022年06月07日 19:09

新潟県三条市立下田中学校では、市がクライアントとなり、下田中学校3年生にコンサルを依頼する「下田マーケティング中学校」を開催。生徒はマーケティングを学び、解決策を市に提案する。第1回は、三条市長がコンサルタントである生徒に課題解決を依頼し、市CMOがマーケティングの講義を行う。

新潟県三条市は金属加工業を中心とした「ものづくりのまち」で、かつてから隣の燕市とともに「燕三条」と呼ばれている。また、幻の西洋梨ル・レクチェをはじめとした豊かな自然が育む高品質な農産物も魅力。さらに下田郷は、三条市の東部に位置し、新潟県景勝100選の一つ「八木ヶ鼻」や、つなぐ棚田遺産にも選ばれている「北五百川の棚田」など、新潟県内有数の美しい自然に囲まれた地域。釣りやキャンプといったアウトドアアクティビティを楽しむことができる。

現在、八十里越道路の整備により通行不能区間が解消され、三条市と只見町間の自動車による移動時間が現在の約半分に短縮されることから、交流の促進が期待されている。一方で、八十里越道路の開通を目前に、新潟県側の玄関口となる下田郷における観光地域づくりの促進が必要とされている。

本件は、国道289号(八十里越道路)の開通後、三条市が観光客の目的地になることを目指し、若い視点を取り入れた下田郷の観光地域づくりを行うことを目的としたもの。今後は、ワークショップなどを行い、11月に解決案を提示する成果発表会を開催する。