2022年06月03日 09:22

和多屋別荘は、イノベーションパートナーズと共に、3月よりアーティストへ温泉旅館内の客室をアトリエとして貸し出し、創作活動の支援を行うアーティスト・イン・レジデンス事業(AIR事業)を開始した。

記念すべき第1号アーティストであるナオキ・シシドによる、初の個展「浸蝕-shinshoku-」を、7月1日~8月31日まで和多屋別荘POP UP STOREにて開催する。これまで和多屋別荘で創作してきた34点に加え、本個展のタイトルでもある「浸蝕」をテーマにした作品を初披露し、一部作品の販売も行う。

和多屋別荘では昨年11月より、「Reborn Wataya Project」と題して、「旅館=泊まる場所」の垣根を超え、「地元のお客さまにも足を運んでいただける場所」を目指し、館内施設のリニューアルや拡充に取り組んできた。この度、和多屋別荘を起点に嬉野の街をアートの力で活気づけることを目的とした「美術館構想」が当Projectの一環として、始動する。

和多屋別荘ではこれまでも2万坪の敷地を一つの美術館として、ランタンや書、人間国宝の有田焼作品など様々なアートを展示してきた。今回のAIR事業を通して、現在は使用されていない宴会場やプール、テニスコートなどの空間を、敷地内で創作される作品によって、現代アートの美術館として生まれ変わらせようというプロジェクトとなる。開催期間中にはナオキ・シシドさんによるライブパフォーマンスも予定している。

ナオキ・シシド個展「浸蝕-shinshoku-」は、7月1日~8月31日開催。入場料無料。