2022年06月03日 09:12

幸せはひとそれぞれ。多様な幸せのカタチが集まってつくられるのが「まち」。「幸福度調査」では、富良野市独自の幸福度調査の結果(タネ)をもとに進めるまち育てについての概要をまとめている。
2021年度(令和3年度)から、市民との共創によって富良野市オリジナルの幸福度調査の作成・実施をおこなった。調査は2021年12月~1月にかけて一般市民向け/高校生向けと分けて実施され、合計889人(一般:561人/高校生:328人)の回答が集まった。
「地域しあわせ風土指標」は、issue+design社が慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究科前野隆司教授と共同で開発したもので、風の質問と土の質問に分かれて調査を行う。風の質問からは、そこで暮らす個人が、やってみよう、ありがとう、なんとかなる、あなたらしく、ほっとする、5つの気持ちを現在どの程度感じているかについて、「風スコア」として表される。土の質問からは、その地域に5つの気持ちを後押しする価値観や土壌がどの程度根ざしているかについて、「土スコア」として表される。「風スコア」と「土スコア」の合計が「地域しあわせ風土スコア」となり、他地域との比較(※全国、北海道はissue+Designによる調査結果)が可能となる。
ふらの(一般市民)は、風スコア(主に自分に関するスコア)の「やってみよう」を除いて、いずれも全国平均、北海道平均を上回るスコアとなった。また、風スコアは、「ほっとする」が突出して高い結果だった。