パーク・コーポレーションの空間デザインブランド「parkERs（パーカーズ）」は、住宅メーカー・積水ハウスが新営業拠点として開業したSUMUFUMU TERRACE（スムフムテラス）の新宿と立川の2拠点の内装設計デザインから施工、メンテナンスまでをトータルプロデュースした。

従来、家を新築しようとする場合は、まず、住宅展示場に足を運び、実際に見て、体験し、話を聞くというスタイルが大半を占めていた。しかしながら、最近はインターネットの発達により、WEBサイトやSNSから自ら情報や知識を得て、ある程度の検討をしたのちに、相談に来る人が増加。そのため、積水ハウスから「誰もが気軽に立ち寄れ、住まいや暮らしについての相談をできる場所。そして積水ハウスからの情報を発信できる場所を作りたい」、という相談を受けた。

都会の中で、心地良く暮らすヒントを感じて欲しい、という想いから、自然の中でこそ体感できる「植物、光、水、木、石」など公園にある要素をデザインソースに落とし込みながら、自然と都会的な上質さが両立する空間を創った。

スムフムテラス新宿は高層ビルが立ち並ぶ東京・西新宿エリアに位置している。一階のオープンラウンジ中央には社名である「積水」をイメージソースにした円形のフリンジカーテンを設置し、水柱を再現。ガラス張りのため、外を通る人の目を引く効果も兼ね備えている。カーテンは開閉式で、商談などの他、セミナー開催など多目的利用に合わせて空間を仕切ることを可能にした。