2022年05月23日 09:03

アイリスプロダクトは、福島県南相馬市復興工業団地内に建設していた「南相馬工場」が完成した。

アイリスプロダクトは、アイリスグループの復興支援事業の一環として、東日本大震災および福島原発事故により、深刻な被害を受けた福島県浜通りにおける産業振興と雇用の創出を目指して、同工場の新設に着手した。同工場では、人工芝や建材用平板・波板、脱酸素剤やパックごはん用トレーなどを製造することで、アイリスグループ全体の物流を一層円滑化し、リードタイムを短縮する。特に人工芝については、同工場とアイリスソーコーの大分工場の東西2拠点体制による生産量アップと流通力強化により、国内スポーツ事業の一層の拡大にも貢献する。さらに、同社は、同工場内の製造ラインの自動化を進め、地元企業におけるロボット導入支援や福島ロボットテストフィールドの活用に取り組み、国家プロジェクトである福島イノベーション・コースト構想の推進にも貢献していく。

同社は今後もアイリスグループの復興支援の取り組みである「3.11プロジェクト」を通じて東北支援を続けていく。「3.11プロジェクト」は、東日本大震災発生11年目となる3月11日に、改めて東北支援をプロジェクト化して立上げ推進することで、残る東北の地域課題解決と経済活性を目指す。多くの支援活動が10年を区切りに終了する中、アイリスグループは、これからも東北を愛し、ともに成長することを宣言し、この活動を推進する。

アイリスオーヤマ