2022年05月20日 15:46

エヌエスティ・グローバリストは、現地に出向かなくても現場に設置してある定点カメラを通して状況把握できる「土砂崩落監視サービス」を、6月5日から提供を開始する。

局地的な豪雨や記録的な降水量を伴う降雨は、年々増加。普段から危険性の高い場所を把握している状態においても、現場の点検を行うには作業員の確保が必要であり、その作業員自身の安全対策も課題となる。また土砂災害や倒木被害の恐れを未然に判断するには線路上ではなく周辺土壌への点検が必要となるため、点検範囲が広くなるほど人手による点検作業にも限界がある。

本サービスは、複数種類のセンサーから現場の危険性を判断。沿線周辺の「土壌水分状態、地盤傾斜状態、気象状態」を測定することで、地盤状態と天候状態の双方の変化を監視する。蓄積データをトレンド分析することにより、様々な角度から現場の状態をピンポイントで把握し、大雨や地震による僅かな変化を検知しアラート通知を配信。それにより、点検作業の省力化と、作業員による作業時の安全性向上に貢献する。

また、センサーだけではなく現場に設置されたカメラ画像を通して、目視による監視にも対応。センサーやカメラ、通信機器には電源が必要だが、太陽光電源装置「SpreadRouter-SOLAR」を利用することで電源確保の問題を解消する。