2022年05月16日 16:01

イオンファンタジーは、社内DXの取り組みとして、顔認証による社内システムログイン「顔認証SSOサービス」を5月中旬より導入する。

「顔認証SSOサービス」の導入は、ソフトバンクの協力のもと、日本コンピュータビジョン(JCV)とサイオステクノロジーと連携。JCVの顔認証とサイオステクノロジーのシングルサインオン(SSO)を連動させ、従来のシングルサインオンで求められるIDとパスワードの入力を省略して、従業員の登録顔写真をもとに生体認証を行う手法を実現したもの。

これまで同社の社内システムへのログインは、ID・パスワードの手動入力による認証や静脈認証など、システムごとに異なる認証方法で行っていた。コロナ禍にも負けない安全で効率的な事業運営を追求する中で、日々発生する認証作業をより安全で利便性の高い手法をとするため、「顔認証SSOサービス」の導入を進めてきた。

これによりタッチレスで認証が完了するため、より安全な認証作業が可能に。また、認証手法の効率化(手動入力作業をなくし省力化+パスワード忘れ防止)により、年間約6000時間を省力化。同社が全国に展開する店舗・事務所の約7000名の従業員を対象とし、約3000台のデバイスを通じた展開を予定している。同社は社用PCへのログインや出退勤の打刻システムなど、さまざまなデバイス・システムを対象に顔認証とすることで、セキュリティ強化と利便性向上を進めていく。