2022年05月10日 09:57

特許庁事業「知財アクセラレーションプログラム(IPAS)」(IPAS:IP Acceleration program for Startups)は、5月9日より参加企業の公募を開始する。

同プログラムでは、スタートアップの成長を加速させるための知財戦略構築を支援する。革新的な技術やアイデアを基に創業するスタートアップにおいては、技術やアイデアなどの知的財産(知財)が主な財産であり、競争力の源泉となっている。しかしながら、スタートアップにおいては、知財に関する知識やノウハウを持っていなかったり、ビジネスの立ち上げに注力するあまり知財戦略の立案や権利取得にかけるリソースが不足していたりするケースは少なくない。このため、コアとなる知財が十分に保護・活用されず、技術やアイデアの流出・模倣品の出現等により、収益化が図れず、競争に勝つための力を失ってしまうことが課題となっている。

同プログラムでは、参加企業の課題・支援ニーズに対応した知識、スキルを持つビジネス専門家と知財専門家から「知財メンタリングチーム」を組織。参加企業は、知財メンタリングチームとともに、5カ月程度のメンタリングを通じて、事業戦略の診断・ブラッシュアップを行い、事業戦略に連動した知財戦略を構築する。これにより、スタートアップが知財を戦略的に活用し、競争力を失うことなく成長を加速させていくことを強力に後押しする。

応募期間は5月9日~6月9日。

詳しくはこちら(IP BASEウェブサイト)