2022年04月27日 19:44

サエラ、PALTAC、TBMは、再生プラスチックを50%以上配合した「CirculeX(サーキュレックス)」製のつかいすてない傘「サステナブレラ」を、3社で共同開発した。4月末より、全国のコンビニやスーパー、ドラッグストア等の小売店で順次販売を開始する。
年間約6000万本、1日当たり約10万本以上廃棄されている一般的な傘は、金属やプラスチックの複合材を接着剤や針金で頑強に取り付けている。そのため分解が困難でリサイクルに向かず、そのほとんどが埋め立て処理されている。また、強い雨や台風が過ぎ去った街並みに、ビニール傘が乱雑に捨てられている光景は珍しくない。
そこで、ビニール傘の新しいスタンダードを創りあげるために、サステナブレラを3社で共同開発するに至った。傘生地とハンドル部分には、TBMが提供するリサイクル素材CirculeX(使用済みプラスチック等を原料とした再生材料を50%以上含む素材)を使用。リサイクル素材を積極的に採用することで環境負荷を軽減する。骨部分は、伸縮性や耐久性に優れた壊れにくい強化プラスチックを使用しており、強い風もぐにゃりと曲がってしなやかに受け止め、折れにくい。
ハンドルやシャフト、骨、石突まで全てがオールプラスチックであり、金属を一切使用していないため、錆びる心配もない。「オールプラスチック」なことで耐久性と安全性にも優れ、「シンプル」かつ「長くつかえる」傘を実現した。価格1100円(税込)。