2022年04月19日 12:40

テクノツールは、電動車いす上から、右頬に設置したスイッチと視線入力による操縦で、200g以上の機体の飛行に成功。5月19日には、メディアおよびドローンメーカー関係者を対象とした公開テストフライトを開催することを決定した。

「ドローン アクセシビリティ プロジェクト」では、ドローンによって身体機能に大きな制限を抱える人たちの新たな楽しみや就労機会の創出を目指している。本テストフライトで使用する視線入力機器での飛行は、ドローンを係留して十分な安全対策を施した上で実施する。

テクノツールが四半世紀にわたり積み重ねてきた、難病患者等に対する入力支援技術を活用。筋ジストロフィーにより身体機能に大きな制限を抱える梶山紘平さんが、わずかに動かせる頬や目(眼球運動)を使って、200g以上の機体を飛ばす様子を見ることができる。なおドローンのなかでも200g以上の機体は「無人航空機」に該当し航空法が適用される(4月18日現在)。

現場の安全管理、運用はこれまでドローンによるバーチャルツアー等を運用してきたシアンが担当。フライトは、シアン湘南研究所(湘南アイパーク敷地内)を使用して行われる。テストフライト後には、3名の車いすユーザーを含む関係者によるインタビューセッションが行われ、本プロジェクトの目的や今後の展望についての話を聞くこともできる。申し込みはこちら