2022年04月15日 09:44

ユーピーアールは、物流機器等の在庫・入出庫管理システムに用いていたアクティブRFIDタグを小型化した「DXタグ」を開発し実証実験を開始、今秋より製品の提供を開始する。

同社は物流用パレットのレンタル事業を運営するなかで、パレットの在庫・入出庫管理がリアルタイムで可能となるシステム「スマートパレット」を提供している。これはアクティブRFIDタグ搭載のパレットと、電波を正確にキャッチする高性能の専用リーダー(受信機)を組み合わせた製品で、現在、アクティブRFIDタグは約40万個流通している。かねてより「スマートパレット」利用者より、アクティブRFIDタグについて「もっと小型で、かつ装着が簡易なものはないか」「物流現場以外にも利用できないか」との要望があった。

今回新たに提供する「DXタグ」は、現行アクティブRFIDタグを小型軽量化し装着の簡易化を実現したもの。さらに、用途に合わせて発信頻度を調整できる機能を追加したことで、従来以上に管理対象を拡大することに成功した。「DXタグ」想定活用シーンとしては、「固定資産・物品の自動管理と最適化」(企業オフィスや工場の機械、器具・備品、建物の附属設備、倉庫、スーパーや空港のカート)、「児童の在校状況管理」、「畜産動物の所在管理」。固定資産管理から児童の在校状況、畜産動物の所在確認等が、目視不要で遠隔より管理可能となることから、様々なシーンで自動化・DX化に利用できる。

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