
丸紅情報システムズ(エムシス/MSYS)は、鳥獣害対策罠の作動を検知して利用者に発報するシステム「キャッチdeめ~る」の販売を開始する。
同社は、最先端ITを駆使した付加価値の高いソリューションやサービスを、顧客視点で提供するソリューションプロバイダ。製造・流通・サービス・小売・金融業を中心とする様々な業界の知見と高度な提案力とグローバルな視点から顧客の差別化に貢献する最先端技術やそれを活用した新しいソリューションの開発力が同社の強みだ。ソリューションや製品、サービスを通じて、顧客の期待を超える新しい「価値」の創出で顧客のビジネスを支援する。
国内の野生鳥獣による被害は農作物だけに限らず、農業を続ける意欲の減退や、耕作放棄、離農など第一次産業に深刻な被害を与え続けている。政府が発効した被害防止対策交付金では、使用目的の重点事業として「スマート捕獲」の取組が挙げられるなど、鳥獣害対策ではICTなどの新技術実装による過疎化・高齢化への対策が喫緊の課題になっている。
「キャッチdeめ~る」は、罠の可動部とスマートトラップを紐などで結び、罠が作動した時にスマートトラップのフックが外れる仕組みを動作の起点として、携帯電話回線を利用してクラウドシステムに罠の作動を通知する。その後、システム側で発報した通知メールを受領する事で、システムからサービス利用者に罠の作動をメールで通知するサービスだ。「キャッチdeめ~る」を利用することで、設置した罠を見回る労力の削減を実現することができる。同社は「キャッチdeめ~る」の提供を通じて第一次産業の課題解決に貢献する。