2022年04月05日 15:02

アストラゼネカは、在胎37週未満で生まれた早産児の保護者を対象にRSウイルス感染症対策をサポートするため「SmallBaby.jp」のLINE公式アカウントを開設した。
RSウイルスは2歳までにほとんどの赤ちゃんが感染するといわれているウイルスで、乳幼児の下気道感染症による入院の主な原因の一つになっている。特に早産児、気管支肺異形成症(新生児慢性肺疾患)の児、血行動態に異常のある先天性心疾患の児、免疫不全・ダウン症候群の児においてはRSウイルスに感染すると重症化しやすいことが知られており、致死的な経過をたどることもある。しかし、RSウイルス感染症に対する明確な治療法は確立されておらず、対症療法のみ行われているのが現状だ。今回の取り組みは、疾患の情報や感染症流行状況などの情報を保護者が手軽に入手する環境を提供し、また、育児で忙しい保護者へ通院のリマインドをサポートすることでRSウイルス感染症の重症化する乳幼児を少しでも減らすことに貢献できればと考えている。
同アカウントを通じ、RSウイルス感染症についての情報や流行状況、通院リマインダーなど育児生活に役立つ情報を届ける。同サービスはトランスコスモスが有するLINEを活用した独自開発APIプラットフォーム「DEC Connect(デックコネクト)」を介し、それぞれの患者に適した情報を配信、通院リマインダーなどコミュニケーションのデジタル化を可能にしている。
「SmallBaby.jp」LINE公式アカウントは「ID:@smallbaby.jp」(「友だち追加」からIDを検索して登録)。