2022年04月01日 15:54

コマースロボティクスは、EC業界にイノベーションを起こす新たなサービス「コマースロボ」を、4月1日に正式リリースした。

これまでECのバックオフィスシステムは、10年以上大きなイノベーションがなかった。一般的には、受注管理システムや倉庫管理システムが単体、もしくは複合的に利用されてきた。従来のシステムでは、人間が受注処理を手作業で行うことを前提として設計がなされていた。それゆえ、受注処理業務が属人化し、EC業界の収益拡大を阻害する要因となっていた。「コマースロボ」は、人手による受注処理業務にメスを入れた、業界初のクラウドサービスだ。

さらに、倉庫管理システムと発注管理システムを内蔵して、倉庫管理業務と発注管理業務も自動的にコントロールすることを可能とした。OMS(受注管理)⇔WMS(倉庫管理)プロセスでは、完全な自動化を実現。受注処理ロボットが自動的に受注処理を行い、倉庫管理システムでは、新規開発したオートシップ機能により、納品書や送り状を指定時間に自動印刷する。倉庫側は、朝の出社前に帳票類の印刷が完了しているので、ハンディターミナルでのトータルピッキング作業を速やかに開始できる。もう一つの業界初となるイノベーションが、自動発注システム(Order Robo)。同システムは、WMSのデータを日次で分析。商品ごとに需要予測を立て、リードタイムとの比較で自動的に発注推奨データを作成。発注を確定すると、WMSに入荷予定が自動的に登録される仕組みだ。

コマースロボ