2022年03月28日 16:12

AI×IoTを活用してあらゆる空き情報を配信するスタートアップ「バカン」は、観光DXの一環として、「日光の社寺」エリアの「混雑」を可視化する取り組みを開始する。

「日光の社寺」は日本屈指の人気観光スポットであり、他の観光地と同様に密のリスクへの対応が求められている。「日光の社寺」エリアには、新型コロナウイルスの感染拡大前は毎年およそ300万人の観光客が訪れており、境内や周辺の駐車場では混雑が起きていた。

そこで今回参道や駐車場の混雑状況を可視化することで、分散利用しやすい環境の構築をサポート。また同取り組みを推進し同エリアの混雑を抑制することで、観光客の満足度の低下や地域住民への影響といったオーバーツーリズムの課題の解決も目指す。

混雑情報の可視化にはバカンが提供しているリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」を活用する。VACANには混雑情報をマップ上に表示する「VACAN Maps」という機能があり、今回は専用ページとVACAN Mapsから参拝者は混雑情報を確認できる。

空きや混雑を検知するには様々な方法があるが、本取り組みでは屋外カメラとボタン型の専用IoTデバイスを使用。カメラでは人工知能を用いた映像解析技術を活用することで、自動的にリアルタイムの混雑情報を検知・配信。またボタン型のデバイスを活用することで、導入の工事などをせずに簡単に混雑の可視化が可能となっている。