2022年03月17日 12:05

日東書院本社は、「大谷翔平2021年データブック」を3月17日に全国書店にて発売開始する。
本書は、筑波大学でスポーツ選手の動作解析研究を行っている川村卓准教授が、ピッチングではコンパクトな投球と多用したフォーシーム、バッティングでは両脚の使い方の進化とバットの軌道の変化、そしてフィジカルの秘密など、大谷翔平選手の46本の全本塁打と156の奪三振をスポーツ動作解析研究の視点から図解入りで徹底解説する。
本書の狙いは、多くの野球ファン、関係者、指導者、選手たちの記憶に残る大谷翔平選手の2021シーズンを振り返り、その成長や進化を、分析を通じてひも解いていくということ。筆者は2021シーズンの大谷選手を「監督・指導者」としての立場と「分析をする研究者」としての立場で見ていた。「監督・指導者」としては、大谷選手の観衆を魅了するプレーに「いつかケガをしてしまうのではないか」と、ドキドキしながら見ていた。結果的に大きなケガもすることなく、無事にシーズンを終えることができ、2022シーズン以降も無事に1年を過ごしてもらいたいと切に願っている。「分析をする研究者」としては、本当に楽しみでしかなく、常識を超えるプレーの数々にワクワクした。とくにホームランの飛距離といい、弾き返した球種やコース、球速といい、メジャーで活躍すること自体が難しいなか、あれだけのホームランを量産することにびっくりするばかりだった。大谷選手のプレーのどこに驚かされ、楽しみをもらったかは、本書でじっくりと解説する。
定価は1980円(税込)。発売日は3月17日。