2022年03月17日 10:02

日本財団は、大分県と福岡市で、里親意向を持つ人の増加を目的とした「ひらけ!里親プロジェクト」をスタートした。

日本財団は、すべての子どもがその権利を尊重され、安全で安心であたたかい家庭において育つことを目指した「子どもたちに家庭をプロジェクト」を推進している。その一環として、今回大分県と福岡市で、里親意向を持つ人の増加を目的とした「ひらけ!里親プロジェクト」がスタートした。プロジェクト実施の背景には、国内に様々な家庭の事情で生みの親と離れて暮らす子どもたちが約4万5000人いること、また、欧米諸国と比較すると里親家庭で生活する子どもの割合が低く、子どもがあたたかい家庭で暮らせるようにする取り組みが必要とされていることなどがある。

同プロジェクトは、養育里親に関心を持つ大分県民・福岡市民を増やすと共に、里親家庭で育つ子どもが地域社会の中で健やかに育つことができるよう、里親制度の理解促進を図るもの。また、活動の前後で、里親制度への認知度の変化を計測、同キャンペーンの成果や効果的な手法について検証を行い、他地域の参考となるような里親制度の普及啓発モデルの確立を目指す。プロジェクト名称の「ひらけ」という言葉には、「家庭の門をひらく(開く)」「未来をひらく(拓く)」という2つの意味が掛かっており、「子どもが里親家庭に迎えられ、安心な環境で未来に向かっていく」という願いを込めている。

実施期間は3月16日~6月。

日本財団