2022年03月15日 19:30

R.projectは、自社で運営するキャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」データから見えた冬(2021年12月~2月)のキャンプ動向についてまとめた。

今年は平均気温が低い寒冬であったことに加え、1月よりまん延防止等重点措置が適用され、2月には関東・関西地方の大雪の影響もあったが、全国的にみると今冬もテントサイトを中心に好調だった。昨今のキャンプ人気や、冬でもキャンプが楽しめる高機能なギアやアイテムを使った冬キャンプブームも後押ししているとみられる。

冬のキャンプ需要に合わせ新たに冬季の営業を開始した施設が多く、12~2月は一昨年同月比の約3倍以上の予約数となった。昨年に引き続き冬キャンプの需要の増加が伺える。特にテントサイトにおいては一昨年の4倍、昨年対比でも約2倍の予約件数で好調に推移した。グランピングについては12月・2月に関しては一昨年同月は上回っているが、好調だった昨年同月を下回る結果となっている。2月については、キャンプ初心者が多いと言われるグランピングにおいて、寒冬のため動きが鈍かったという事が考えられる。

3月~5月のキャンプ動向は、現在のところ昨年を上回るペースで予約が推移しており、3月以降も好調な滑り出しといえる。一方で新型コロナウイルス感染者数は減少傾向にあるが、現在もまん延防止等重点措置が延長されており、感染が再拡大すれば、予約の減少やキャンセルの増加が予想されるが、このまま収束した場合、ゴールデンウィークや連休を中心として昨年を上回る予約数が見込まれる。

「なっぷ」サービスページ