
横浜八景島は、水族館「横浜・八景島シーパラダイス」において、「CO2排出ゼロ電力水族館」を実現した。
同社では、1月より、東京電力エナジーパートナーが横浜市内の事業者に提供する、横浜市内において創出した環境価値を活用した実質CO2排出ゼロの電力「はまっこ電気」を導入し、「横浜・八景島シーパラダイス」で使用する水族館内の電力使用によるCO2排出量が実質的にゼロとなる取り組みを行う。これは、横浜市が推進する「Zero Carbon Yokohama(2050年までの脱炭素化)」の主要施策の一つ、再生可能エネルギーの地産地消を、水族館事業者としてその趣旨に賛同し、同社のサステナビリティアクションの一つとして取り組むもの。
水族館では、海の生きものが快適に暮らす環境を維持・整備するために電力使用が不可欠。電力以外にも水族館と地球環境の問題はとても密接な関係をしている。同社では、独自のサステナビリティアクションにも積極的に取り組んでいる。今回同社が導入する「はまっこ電気」は、横浜市内における環境施策の推進に寄与していくことを目的として、2021年11月より東京電力エナジーパートナーが横浜市内の事業者向けに販売開始した環境価値を有する電力で、横浜市が保有する焼却工場におけるバイオマス発電由来の環境価値や、東京電力エナジーパートナーが調達している横浜市内の環境価値を活用することで、実質的にCO2排出量がゼロとなる。横浜市内の家庭から出されるゴミの焼却と、市内の家庭による太陽光発電で作られる地産地消の再生可能エネルギーを水族館運営に活用する新たな取り組みといえる。