2022年03月11日 09:37

KADOKAWAは、読売巨人軍や侍ジャパンでスコアラーを務めた三井康浩さんの著作「もし、プロのスコアラーがあなたの野球チームにいたら何をやるか?」を3月9日に発売した。
読売巨人軍、侍ジャパンでスコアラーを務め、2009年のWBC第2回大会では日本代表チームの世界一に貢献した三井康浩さん。「勝敗の6割は事前準備で決まる」と語る、その三井さんのスコアラーの技術を本書ですべて明かす。試合会場の光(太陽光、照明)、風、フェンスとの距離、ファウルゾーン、マウンド、バッターボックスなどの試合前の準備に始まり、試合中における配球チャートのつけ方、投手分析(バッテリー分析含む)、打者分析から相手チーム攻略のための視点と実行方法まで、プロスコアラーの技術すべてを明かしている。
分析班や担当者がいない高校野球部のようなアマチュアチームであっても、本書で説明する技術は十分に活用できるものであるとし、三井さんは「『次のプレー』が予想できれば一歩踏み込んだ野球を体現できる」、「アマチュアの野球人たちに、よりよい成果を挙げてほしいという願いを込めた」と本書の執筆理由を語る。本書制作にあたっては実際に三井さんが神宮球場で大学野球の試合を観戦し、「自分がこのチームのスコアラーだったら、この部分を確認して作戦に活かす」といった具体的な事例をベースにしながら構成。初級・中級・上級レベル、すべての野球チーム必読の1冊になっている。
定価は1760円(税込)。発売日は3月9日。