2022年03月09日 19:51

ふじのくに茶の都ミュージアムは、全国でも珍しいお茶専門の博物館。ふじのくに茶の都ミュージアムでは、3月5日~6月20日まで、ウーロン茶をテーマにした企画展を開催する。本企画展では、ウーロン茶をはじめとする生葉の萎凋(いちょう)による香りの変化を生かしたお茶に注目し、紹介する。

近年、香りに特徴あるお茶が注目を集めている。古くから中国や台湾などでは、茶葉を屋外や室内でしおれさせる「萎凋」という技術を使い、香りの強いお茶を製造してきた。特にウーロン茶(半発酵茶)は、香りを楽しむための茶器が考案されるなど独特の茶文化を形成している。一方、多様化する消費者ニーズに応えるため、国内においてもウーロン茶などに取り組む生産者がみられ、静岡県では「香り緑茶」を開発し、普及に向けた試みが行われている。本展では、ウーロン茶をはじめとする生葉の萎凋による香りの変化を生かした茶に注目し、紹介。華やぐ香りの世界を堪能できる。

企画展「ウーロン茶の魅力発見~華やぐ香りの世界~」は、3月5日~6月20日開催。開館時間は、9時~17時(入場は16時半まで)。休館日は毎週火曜日(5月3日は開館)。観覧料は大人(15歳以上)300円。学生・70歳以上・障害者手帳を持っている人は身分証明書の提示で無料となる。

学芸課職員による企画展展示解説を3月27日、5月22日開催。各日10時半~11時、13時半~14時、博物館2階企画展示室にて開催。定員は10名程度(当日先着順)。※総合案内で整理券を配布する。参加料は無料(当日の観覧券が必要)