2022年03月09日 16:05

国際NGOプラン・インターナショナルは、3月8日の国際女性デーに際し、「日本における女性のリーダーシップ2022」レポートを発表した。これは、中学校・高校に通う女の子2000人と都内私立校を対象に実施したアンケート調査、専門家のコメントに基づき作成したもの。2021年4月公開の「日本における女性のリーダーシップ2021」に続く第2弾となる。
まず所属するグループにおける自分の役割について聞いたところ、「サポート役(20%)」「ムードメーカー(12.6%)」「調整役(11. 3%)」となり、「場を仕切る役」と考えているのはわずか6.5%。集団において決定を下すよりも、一歩退いて様子を見る傾向が強いことが分かった。
「学校や部活などで自分から積極的に意見を述べるか」については、「意見を積極的に述べる」のは4人に1人。一方、役職経験の有無で比較すると、クラス委員長(354人)や生徒会役員(212人)などの役職経験がある場合は、「常にする」「比較的する」が、いずれも50%を上回った。これまでのリーダー経験が人前で意見を述べたり、発言したりすることを容易にさせると考えられる。
さらに、2人に1人が「リーダーは責任感が強い人がするもの」と考えていた。また、「部活や委員会活動を通じてリーダーについて学んだ」と回答した人は全体の36.8%。内訳を見ると、女子校の生徒の方が共学校よりも高く、「授業で女性のキャリア形成について学んだ」と回答した人にも同様の傾向が見られた。「日本における女性のリーダーシップ2022」はこちら。