2022年03月03日 19:00

HYAKUSHOは、長野県飯島町にて、Zenmovとの共同実証実験として「二次交通用のEVカーシェアリング実証実験」をスタートさせた。

飯島町では、鉄道や高速バスなど、町内入口までの都市部からの移動手段はあるものの、町内を移動する手段が皆無に等しい状況にある。一方、飯島町では、千人塚公園キャンプ場内にある施設をテレワークやサテライトオフィスとして利用できるよう整備を進めている。カーシェアリングの導入によりキャンプ場への来訪が増えるのか、またキャンプ場だけではなく地域の周遊も促進されるのかを検証。3月9日以降より、来訪者への利用を促進していく。

本実験の検証ポイントは、二次交通としてカーシェアリングを配置することで、車を持たない都心の観光客の来訪意欲が高まるか。また、キャンプ場だけでなく地域の周遊に寄与することができるのか。EVへの乗車機会を提供することで、環境配慮ヘの関心が高まるのか、という点。EVシェアリング実証実験では、駅やバス停といった公共交通の停留所にてEVを設置。また、町内を移動する際の二次交通として利用、昨今の環境配慮行動という文脈についても利用者の意識変容を狙う。

マイカーを持たない生活者でも気軽に使えるシェアリングEVを駅やバス停に設置することで、ローカルエリアへの訪問のハードルを下げる取り組みとなる。なお本事業は、地方創生テレワーク交付金を活用して行なわれる。