2022年02月17日 12:48

昨年設立したスタートアップ・Arcana製作所は、黒や透明なものもフルカラー3Dデータ化可能な3Dスキャナー「FacTrans Basic」を開発。2月17日よりKickstarterにて、支援者の募集を開始する。
従来のスキャナーは正確な形状を得るため、様々な工夫をしてスキャンしていた。しかし、例えばミニカーを撮った場合、窓や黒いパーツはスキャンすることが出来ず、欠落したスキャン結果になってしまう。また、白い粉末スプレーをかけスキャンするため、色を撮ることが出来ないといった課題があった。
同社では、3Dデータをより身近なものにするには手軽に、短時間でフルカラーでスキャンできる必要があると考え、本製品を開発した。FacTrans Basicの特徴は、黒・透明なものも3Dスキャン可能であること、フルカラー 3Dデータが作れること、短時間で360°裏面まで手軽にスキャン可能であること。
FacTransは紫外線で発光する特殊なインクをスプレーし、紫外線LEDと白色LEDを切り替えながらスキャンを行い、正確な形状と色を3Dスキャンする。使用するインクは水性で安全性の高いものであり、本技術は特許を出願中。AR/VRへの活用や、ECサイトでの商品紹介への活用、また3Dモデリングする際の素材のスキャンなど様々な分野で活用できる。
一般販売予定価格は13万8968円(税別)。Kickstarterにて支援者を募集しており、KickstarterではSuper Early Birdなど最大50% OFF。詳しくはこちら。