2022年02月01日 12:51

明成孝橋美術は、法政大学経営学部の西川英彦・本條晴一郎ゼミの学生と共同プロジェクトとして「デコペタシール」を制作し、ECサイト等での本格販売を開始した。

総務省統計局による発表では、日本の視覚障がい者人口は約30万人。商品考案者の法政大学生による「多くの人々が視覚障がいをもっと身近に感じられるよう、私たちが架け橋になりたい」という思いから、視覚障がい者の生活をサポートするシール製品「デコペタシール」が誕生した。「デコペタシール」は、実際に商品化・販売を目指す大学ゼミ対抗のインターカレッジ・Sカレで初めて発表された。学生メンバーは2020年度プラン優勝を獲得後、商品化実績が評価され同大会の総合準優勝を獲得。量産化発表前のテスト販売では、点字図書・録音図書の製作・貸し出し、視覚障害者用具・点字図書の販売などを行う日本点字図書館に直接交渉し、館内及びオンラインショップにて販売が実現した。

「デコペタシール」は、点字と同じ製法で作られた突起が施されているシール。1シートあたりの絵柄は6種類(絵柄1種につき各1枚、矢印シールのみ3枚)。青地に黄色い絵柄のシート(切り欠き有り)と、下地に印刷無しの透明シートがそれぞれ3枚ずつ封入されている。調味料のチューブ、食品の保存容器、家電製品のスイッチなど「見分ける」ことはできても「触り分ける(触っただけで判別できる)」ことが難しいものを、視覚障がいの当事者自身が判別できる。

価格は550円(税込)。

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