2022年01月20日 12:29

大日本印刷(DNP)は、安心・快適にコミュニケーションできる感染予防対策ツール「DNP低反射・低遮音フィルムパーティション」を開発し、1月20日に販売を開始した。
新型コロナウイルスの感染予防対策として、オフィスや飲食店、スーパーのレジ等のさまざまな場所にアクリルのパーティションやビニールのカーテン等が設置されている。これらの感染予防ツールは、人と人の間を仕切ることで飛沫感染を予防するが、「相手の顔が見えにくい」「相手の声が聞き取りにくい」といった課題があった。こうした課題に対してDNPは、ディスプレイ用途で高い世界シェアを獲得している「低反射フィルム」を活用して、相手の表情が見やすく、声も聞きやすいパーティションを開発した。
同製品は、DNP独自の低反射技術で対面する相手の表情が良く見えるようにしたほか、一般的なパーティションに用いられるアクリル板より薄い素材を使用することにより、お互いの声を聞きやすく、コミュニケーションを快適にするパーティションだ。一般的なパーティションは厚さ2~5mmのアクリル板が使用されているが、同製品は0.3mm以下の薄い素材を使用することで音を伝わりやすくしている。さらに、「低反射フィルム」を使用することで視界がクリアになり「相手の表情がよく見える」ことで、「対面する相手の声が聞きやすくなる」という効果が社内評価により確認された。この効果により、会話時のストレスを解消する。
価格例は、「木枠タイプ」(数量50~)単価2万6000円、「塩ビ枠タイプ」(数量50~)単価1万2000円。