2022年01月17日 09:57

仙台フォーラス7階「even」にて、1月15日~27日の期間限定で、「❒³LE(キュービクル):最低限のシェルター空間国際設計コンペ」の展覧会を開催する。

ヒトレンでは、東日本大震災から東北の復興支援活動を行い、2015年に解散した米国NPO法人Architecture for Humanityの意志を引き継ぎ、2016年に設立した。東日本大震災から10年を経過してもなお、日本の避難所内の生活環境は硬い体育館の床に雑魚寝しているような状況が続き、それが改善される傾向がほとんど見られない。この状況を少しでも前へ進めたいという想いから日本に限定せず、世界中から多種多様な視点や考えを求め、国際コンペを開催する運びとなった。

日本における最低限のシェルター空間とは何か。避難所の質の向上を考える際に参考すべき国際基準とされるスフィア基準では、1人あたり3.5平方メートル以上とされている。そこで今回のコンペでは2x2x2mの2㎥の避難所キュービクル(間仕切りで小さく区切った場所)の提案を募集した。

本コンペと展示は窓研究所から助成を受けて開催されている。既に1次審査では世界50ヶ国以上、115もの提案が届き、最終審査に進んだ8つの提案と4つの佳作が選定された。その最終審査に進んだ8提案の実作と、佳作を含む20選を加えたパネル展示を1月15日~27日の期間に開催する。また、1月22日13時より、最優秀賞を決定する最終審査会も開催する。

「❒³LE(キュービクル):最低限のシェルター空間国際設計コンペ」は、仙台フォーラス7階「even」にて、1月15日~27日開催。