2022年01月17日 09:05

IMARIと九州大学学生チームは、食料廃棄物を釣り餌に加工する共同プロジェクト「ECYCLE PLOJECT(エサイクルプロジェクト)」を開始する。

昨今頻繁に取り上げられているSDGs。その中でも食料廃棄物問題や環境問題は特に深刻だ。食料廃棄物を釣り餌に加工することで、フードロスを減少させるとともに、海や魚にやさしく釣りを楽しんでほしい。さらには、この釣り餌を使用すること自体が食料廃棄物・海洋汚染などの問題への関心と行動をうみ、子どもたちへの食育にもつながる。釣りえさを中心となり、ESAから良いサイクルが生まれる。それが「ECYCLE PROJECT」だ。

原料は、海産物を食品加工する際に出る廃棄部分(アラや内蔵部分など)を飼料工場にて焼成→粉砕して生産。添加物などを使用しないため、海に負荷がかからない。また、多くの釣りえさに見られるベタつきもなく、未開封ならば常温保存も可能。鰹節のような匂いで初心者でも扱いやすいものになっている。おしゃれなデザインは、九州大学女子学生の「かわいい」を最大限に生かした。もともと釣り経験のない女子の意見は、「釣りは手が汚れるのが嫌だ」というもの。手が汚れないようにスプーンですくって網籠にいれるアイデアはそこから生まれた。さらに、とことん環境に配慮した商品にしたいという想いでパッケージの素材には段ボールを使用。IMARIがもつ段ボールの撥水加工技術を用いて、水辺でも使用できるパッケージを予定している。

IMARI